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大本は、苦しみから解放される道である第四の高貴な真理を深く扱っています。それは、これから見るように、迷いやすく、耐え難い条件性に取り返しのつかないほど縛られやすいのですが、不可能どころか、難しいように見える道でもないのです。私たちは、正しい信念から出発します。もし間違った公理から出発すれば、後から来るものはすべて間違っていて、そこで、最初から迷うことになるのは明らかです。間違った信念は非常に多く、また多岐にわたるので、正しい信念を除けば、 それらはすべて1つだけであると言えるでしょう。それは、すべての道が解脱に至るという誤った信念です。正しいのは、一本の道を除くすべての道は輪廻とその中の地獄にさえ縛り付けるというものです。正しい信念とは、教えを聞き、その意味を論理的に考察することに基づいた、正確な概念的理解であり、それが正しい気質をもたらし、努力を実行するための条件を整えることです。正しい信念を持っていても、気構えがなければ、ほとんど意味がないのです。気質がない、あるいは気質が正しくないというのも迷走の一因です。

正しい信念が正しい思考に従うと、正しい言葉、正しい行動、正しい行いにつながります。正しい話し方とは、基本的に嘘をつかないことです。嘘をつくことは、不快な状況を前に蹴り出すことであり、遅かれ早かれ、修正・増強されて再び戻ってくることに必ず気づくので、嘘をつくことは賢明ではありません。正しい行動とは、悪を避けることです。しかし、正しい行動とは善を行うことではありません。少なくとも、善い行動は悪い行動よりさらに悪い結果をもたらすことが多いからです。正しい行為は、行為の結果を慎重に評価し、その結果が有害でないようにする。正しい行いは、渇望、嫌悪、無知の3つの根本的な傾向のいずれかに基づいて行動することを避けることにあります。正しい行いを正しく行うことは、苦しみの根源を行動的に排除する方法です。

仏の言葉 9 サムユッタ・ニカヤ (IV)

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